臨床栄養学の過去問 平成23年127問

131問

2015年03月10日 17時48分

3-131 痛風に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a  治療目標は、血清尿酸濃度8.0mg/dL以下である。
b  痛風は、視覚障害をきたす。
c  尿路結石の予防には、尿の酸性化を避ける。
d  アロプリノールは、尿酸産生を抑制する。
(1) aとb   (2) aとc   (3) aとd   (4) bとc   (5) cとd
 
解説
 
a  × 治療目標は、血清尿酸濃度6.0mg/dL以下である。血清尿酸値が7mg/dL以上になると高尿酸血症と診断される。血清尿酸値が7mg/dL以上にな ると、血液中の尿酸が析出(せきしゅつ)する。析出した尿酸が結晶化し、尿酸塩となり、関節等に沈着するのが「痛風」である。尿酸の基準値は男性で 3.8~7.5mg/dL、女性で2.4~5.8mg/dLとされている。
b  × 痛風は、関節炎、尿管結石、尿路結石等をきたす。尿酸塩結晶が関節内で沈着し、炎症を起こした状態が「関節炎」、尿酸塩結晶が集まって腎臓に結石を生じた 状態を「腎結石」、尿管に結石を生じた状態を「尿管結石」という。腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石を総称して「尿路結石」という。
c  ○ 尿酸値が高くなり尿が酸性になるほど、尿路結石が形成されやすくなる。つまり、尿のアルカリ化は尿酸結晶の生成を予防するということである。よって、尿のpHをアルカリ性に保つため、食物繊維を含む野菜や海藻類を積極的に摂取する。
d  ○ 尿酸降下薬は、「尿酸排泄促進薬」と、「尿酸生成抑制薬」に分類される。尿酸排泄低下型に尿酸排泄促進薬、尿酸産生過剰型に尿酸生成抑制薬(アロプリノール)を選択することを基本原則とする。
解答 (5)
 
 

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